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2008.07.17

いい本に出会った

今読んでいる「誘拐」が思った以上に良くて
もうすぐ読み終わりそうです。

事件自体はやはりピンとこないんですが
最初に無限回廊でざっと予習していたのであまり気になりません。

事件そのものよりも
率直な物言いや世間の善意悪意の描き方などに注目できて
面白いことこの上ない。

インターネットは悪意の巣窟だなーと思っていましたが
そんなことはない。
世間一般が善意悪意の渦巻くところなんですね。
そうか、そりゃーそうだなぁ。

最初の方になりますが、
犯人の生い立ちのところにこんな文章が。

『手近なだれかを別け隔てして、自分たちの小さな輪を守るという図式は、
古くに為政者が仕向けたものだが、
それによって閉鎖性、排他性をいっそう助長された地方の人々は、
一度おぼえた麻薬を手放せない中毒患者のように、
実は自分自身を貶める陰口の快楽から、
いまなお抜け出せないようである。』

ほんとだよね。

はっきり言ってくれて嬉しいです。
同感です。


本の流れとしては
多分もう一度読み返さないと難しい。
時間が前後したり、
「この人誰だっけ?」ということもあったので。

この筆者の言葉遣い、視線が好き。
感情的でもなく、かといって冷たすぎない。
ぶれないので安心して読めます。
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